「民生委員の父」像、故郷に建つ 熊本市出身の林市蔵

西日本新聞 熊本版

 「民生委員の父」と呼ばれる林市蔵(1867-1952)の胸像が、出身地の熊本市に建てられた。民生委員制度の創設から100周年を迎えたことを記念し、市民生委員児童委員協議会が設置した。関係者は「なり手不足など民生委員を取り巻く環境は変わっており、さらに制度の周知などを図っていきたい」と話す。

 協議会によると、林は現在の熊本市西区横手の出身。帝国大(現・東京大)を卒業後、内務省参事官などを歴任した。大阪府知事時代、第一次世界大戦後の不況下にあった貧困世帯を調査するため1918年に「方面委員制度」を創設し、現在の民生委員につながったとされる。

 胸像は、観光施設「桜の馬場城彩苑」などに近い熊本市中央区桜町に設置され、協議会は4月下旬に除幕式を開いた。像とともに、民生委員児童委員信条の一文にある「隣人愛」の文字が彫られた石碑なども建立されている。

 協議会によると、県内の民生委員の定員は4112人(うち熊本市は1452人)。現在、全体の2%程度は欠員状態だという。野口勲会長(76)は「熊本地震や、定年後も働き続ける人が増えている影響もあり、なり手が不足している。一方で、1人暮らしの高齢者が増え、地域の困り事を行政につなぐ民生委員の役割は重要になっており、今後も活動を充実させていきたい」と話す。

熊本総局が移転しました

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▼移転先
住所 〒860―0805 熊本市中央区桜町2番17号第2甲斐田ビル9階
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