日本海海戦114年の慰霊 佐世保で海自OBら170人

西日本新聞 長崎・佐世保版

 日露戦争の日本海海戦から114年の27日、艦船が出港した佐世保市で戦没者慰霊と戦勝祝賀を兼ねた記念式典があった。東山町の東山海軍墓地に、旧海軍や海上自衛隊の関係者ら約170人が集まった。

 旧海軍や海自OBらでつくる佐世保水交会などの主催。今年は旧海軍佐世保鎮守府開庁130年の節目に当たることから、外村尚敏会長は「亡くなった隊員を慰霊するとともに、海軍の発展となった海戦を祝賀する意味合いを持たせた」と説明した。

 式典では参列者全員で黙とうをささげ、外村会長が「日本海海戦大勝利の歴史的意義を毎年確認し、その歴史を忘れない」とあいさつ。海自隊員による「出港ラッパ」や日本海海戦を祝う歌が披露され、東郷平八郎連合艦隊司令長官の録音された肉声「連合艦隊解散の辞」が流れた。

 式典は2002年から佐世保水交会などの主催で、東山海軍墓地で開かれている。市職員や若い海自隊員が参列することもあり、外村会長は「日本海海戦と佐世保が歴史的につながっている事実を知ってもらうことが一番の趣旨」と話した。

   ◇   ◇

■対馬では島内外150人

 日露戦争の日本海海戦で沈没したロシア艦の水兵が上陸した対馬市上対馬町西泊で27日、日露対馬沖海戦追悼慰霊祭(実行委員会主催)が営まれた。島内外から150人ほどが参列し、「日露慰霊の碑」に献花や黙とうをして戦没者の冥福を祈った。

 西泊の海岸には100人以上のロシア兵がボートで流れ着いた。近隣の住民は家などに泊め、食事を与えて手厚く介抱したという。

 慰霊祭実行委員長の武末裕雄さん(74)は「悪天候の中、島外からも多くの人に来ていただいた。皆さんの思いは戦没者に届いたと思う。来年は対馬沖で海上慰霊祭を催したい」と話した。

長崎県の天気予報

PR

長崎 アクセスランキング

PR

注目のテーマ