県インテリア研がラボ新設 家具試作と評価を支援 大川市

西日本新聞 筑後版

 大川市上巻の県工業技術センターインテリア研究所内に、木製家具の試作から評価までを一貫して行う「家具試作、評価支援ラボ」が開設した。木材の曲げ加工が可能な機器などを導入し、曲面を取り入れた大川家具の新しいデザイン開発を支援する。

 家具試作ラボは、既存の建屋を使用。そこに新たな機器を導入した。板材をスライスして薄板にするフレームソー、積み重ねた板材を加熱しながら曲面に加工する多段曲げプレス、成型合板を作る高周波プレスなどで、多彩な木材加工ができるようになった。

 一方、評価支援ラボは敷地内に平屋(約240平方メートル)を新設。温度や湿度を一定に保つことで、日本工業規格(JIS)に準じた強度試験や落下試験などの各種試験に取り組む。両ラボの整備事業費は計約1億8600万円。

 24日、同研究所で開設式があり、県や地元関係者ら約30人が出席した。福岡・大川家具工業会の森田慎一郎理事長は「ラボを使った新しいチャレンジを大川家具躍進のスタートとしたい」とあいさつした。

 式典後の施設見学会には、家具製造業者らが参加した。桐(きり)たんすを製造販売する桐里(きり)工房代表の稗田正弘さん(67)=大川市榎津=は「これまで削り出すしかなかった曲面加工が簡単にできるようになり、デザインの幅が広がった。耐久試験の様子を動画で公開するなどして、大川家具の品質の良さを広くPRすることもできる」と期待を込めた。

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