日田市長選立候補予定3氏 施策語る

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 任期満了に伴う日田市長選(7月14日告示、21日投開票)に立候補を表明している現職原田啓介氏(60)と、いずれも新人の椋野美智子氏(63)、湯浅総氏(43)の3人を招いた勉強会が27日夜、日田市内であった。3人は立候補を決意した思いや人口減、防災、行政改革など取り組みたい施策を語った。勉強会は、異業種交流グループ「日田を元気にする27日の会」が呼び掛けて開催した。野村勲会長は「少子高齢化と人口減少が止まらない。私たち、市民一人一人が積極的に選挙に関心を持つことが必要だ」と語った。発言を詳報する。 (発言順)

 

■椋野氏「経験を古里のために」

 大企業や金融機関、中央省庁にも友人がいて、県の幹部とも付き合いがある。大学教授時代には別府市の中心市街地のまちおこしや、中山間地の住民の移動手段をどう確保するかという取り組みにも携わってきた。今回、日田の現状を憂えている方々からお声かけをいただき、私が持っている経験や人脈を古里のために使わせてもらいたいと思って立候補を決意した。

 課題は人口減対策、旧郡部の振興、市役所改革だ。人口減対策としては女性の視点を入れて、若い女性が住みたいと思える施策を進める。旧町村にある振興局に分権を進めて元気にしたい。市役所のトップが方向性を示し、職員と共有して市民と一緒にまちを元気にし、誇れる日田にしたい。

 

■ 原田氏「林業改革が再生の道」

 大災害を経験して、林業改革を進めることが確実な再生への道だと考えた。治山、治水をしないと市民の安全、安心を保てない。山を更新していきたい。根が深く出たり根の張りがいい樹種に変える。山の景観が変われば自然を利用した観光づくりの新しい軸もできる。そこを狙って企業の誘致などをしてきた。

 今、日田にあるものを使いながら、基幹産業に新たな価値や魅力を付けたい。さらにシニア世代の経験と技術を生かす支援をしていく。出産から子育て、医療相談などに一元的に対応する支援センターの新設もする。先端技術の導入で市役所の業務効率化、迅速化も進める。災害からの早期の復旧復興を目指しつつ、新しい取り組みをする。

 

■ 湯浅氏「子が自信持つまちに」

 30年前に今の日田を想像できた人がどれだけいただろうか。令和元年になってこれから30年後の未来は、どうなっているだろうか。私は明るいと思う。「実績のないやつが言ってもだめ」と否定されているが最後まで諦めない。

 日田は給料が安い。大企業を誘致する土地もない。調べると、人口増の自治体は通勤30分圏内に安定した収入の仕事がある。日田から大企業の工場がある佐賀県鳥栖市へは通勤圏内なので通勤バスを出し、福岡県とも連携を強化する。縦割り行政をやめるために市役所の既存の課を廃止して新しい課をつくる。日田は良いものがある。子どもたちが自信を持って過ごせるまちにする。人生の一番良い時期を日田のために使う。

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