釜山で発信、九州の食 カフェ開店「交流の場に」

西日本新聞 経済面

 【釜山・前田絵】韓国釜山市の繁華街、西面(ソミョン)地区に、北九州市ゆかりの焼きカレーや佐賀市の名店から仕入れたコーヒーが味わえるカフェ「Drip&Trip(ドリップ・アンド・トリップ)」が今月、開業した。福岡市で日本語を学んだオーナー全ウソク(チョンウソク)さん(45)は「人情と自然が豊かな九州の食文化を発信したい」と話している。

 全さんは2001年から1年間、福岡市の語学学校に留学。帰国後は海運会社や旅行会社で働き、07年に日本での視察や研修に特化した旅行会社を設立した。韓国でカフェ人気が高まる中、日本でコーヒーの知識や技術を学ぶ研修旅行を企画。自身も研修に参加したほか、しばしば日本を訪れて各地のコーヒーを飲み歩くうちにカフェへの夢が膨らみ、開店にこぎ着けた。

 看板メニューは会社員時代に縁のあった北九州市・門司港地区の人気ご当地メニューにちなんだ焼きカレー(1日10食限定)と、味にほれ込んだ「いづみや珈琲」(佐賀市)の豆を使ったコーヒー。北九州市のパン店「minicro(ミニクロ)」から仕入れたミニクロワッサンも提供する。店内には九州のカフェ巡り本など日本語の書籍が並び、自由に読むことができる。

 今後、店内で日韓交流や地元の地域活性化活動に取り組む予定。全さんは「交流が生まれる空間に育てたい」と話した。

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