【備えは】河川防災情報を強化 北九州市、6月から 貯水池放流を事前発信

西日本新聞 北九州版

水位計増設やSNS活用

 北九州市は29日、昨年7月の西日本豪雨で貯水池下流域の河川が氾濫したことなどを踏まえ、放流などの「河川防災情報」の発信を、県とともに6月から充実させると発表した。加えて、災害を監視する“目”となる水位計を増設したり、会員制交流サイト(SNS)を使った情報提供を拡充したりと、あの手この手で豪雨期に備える。

 市は6月1日から、SNSの「北九州市公式LINE(ライン)」を使い、ダム・貯水池の貯水量が限界に近づいた際に行う放流情報を、1時間前などに事前発信する。対象は(1)県管理の「ます渕ダム」(河川は紫川)(2)日本製鉄管理の「河内貯水池」(同板櫃(いたびつ)川)(3)市上下水道局管理の「畑貯水池」(同黒川)‐。

 昨年の豪雨で河内貯水池から越流し、下流域で氾濫した。「越流情報が伝わっていない」という声が地元からあり、管理者から市に放流予告があった場合、ラインで探せるようにするという。

 現在、市内の13河川27カ所に水位計があるが、新たに県と国が9河川10カ所に増設した。市のホームページである「防災情報北九州」で、6月中旬から見ることができるようになる。

 県は28日、市内の竹馬川、金山川で想定最大豪雨(千年以上に1度の確率)があった場合の浸水想定区域図を公表した。浸水域に避難所などがある場合は、別の場所に変更するなどの緊急的な対応を6月中に終えるという。

 市河川整備課は「多様な河川防災情報が得られるようになってきた。自分に関係ありそうな情報を普段から確認し、防災につなげてほしい」と話している。

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