大盤解説100人熱視線 飯塚市で女流王位戦第3局 豊川七段登壇

西日本新聞 筑豊版

 将棋の第30期女流王位戦第3局(西日本新聞社主催)が、飯塚市の旧伊藤伝右衛門邸で行われた29日、同市ののがみプレジデントホテルでは大盤解説会があった。県内外の将棋ファン約100人は、渡部愛女流王位(25)と、挑戦者の里見香奈女流四冠(27)の熱戦を見守った。 

 解説は福岡市在住の豊川孝弘七段(52)。山口絵美菜女流1級(25)を聞き手に、ステージ上の将棋盤を使って、対局を説明した。

 序盤は里見女流四冠の振り飛車、渡部女流王位の居飛車という展開。山口女流1級が「互いをけん制し、神経を使う序盤戦になった」と語ると、豊川七段もうなずいた。豊川七段は「タイトルを取れる人は一握り。厳しい局面をどのように対応するかが問われる」「3手後に厳しい手を狙うのがコツ」などと解説した。

 終盤は一進一退の攻防が続き、149手で、里見女流四冠の勝利が決まった。山口女流1級は「149手となる白熱した戦いだった。ねじり合って勝負が決まらなかった」、豊川七段は「里見女流四冠が(対戦成績2勝1敗で)リードしたが、渡部女流王位の力を垣間見た対局だった。次の対局も目が離せない」と話した。

 対局中には来場者が次の一手を予想するクイズもあり、正解者には抽選で豊川七段と山口女流1級のサイン入り色紙などが贈られた。

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ファン9人、プロ棋士と対局

 女流王位戦の大盤解説会場では29日午前、豊川孝弘七段と山口絵美菜女流1級による指導対局があり、将棋ファン9人がプロ棋士に挑んだ。

 プロの2人は、相手の実力に応じてハンディを付け、それぞれ4人から5人と同時に対局。重要な局面では、アドバイスを交えながら駒を動かした。山口女流1級と対局した飯塚市の永末義光さん(71)は「二者択一の局面で決断を見誤ってしまった。やっぱりプロ棋士は強い」と話していた。

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