冠水恐れの道路増加 久留米市が「注意マップ」改訂

西日本新聞 筑後版

 久留米市は29日、筑後川支流や排水路の氾濫で冠水する恐れがある道路を示した「道路冠水注意マップ」の改訂版をまとめ、市のホームページにアップした。昨年7月の西日本豪雨の冠水実績を基に更新した結果、被害が大きかった合川校区の幹線道路をはじめ、注意すべき道路は増えた。

 マップは市が2017年3月、住民の避難に役立ててもらう目的で初めて作成。12年7月の九州北部豪雨での冠水データを基に、全46校区ごとに青色で冠水の恐れがある道路を塗り、指定避難所を示した。立体交差で掘り下げ式になった道路「アンダーパス」、山間部の土砂災害特別警戒区域(レッドゾーン)などの危険箇所も併せて表示した。

 改訂版には、市内約1600棟が床上床下浸水した昨年の豪雨の実績を盛り込んだ。職員の現地調査や各校区への聞き取りなどを踏まえ、新たに冠水が確認できた道路を追加した。市河川課によると、12年は短時間で集中的な雨が降ったのに対し、昨年は雨が長時間続いたのが特徴で、「降り方で冠水場所が異なる点も考慮した」という。

 同課によると、冠水注意道路が大幅に増えたのは、下弓削川、江川流域の合川、山川両校区▽池町川と金丸川の鳥飼校区▽陣屋川の北野校区‐など。市はホームページに加えて各校区コミュニティセンターにマップを配布する予定で「梅雨に備え、自宅から避難所までの安全な経路を確認してほしい」としている。

 合川校区まちづくり運営協議会の中島幸男会長(79)によると、昨年の豪雨時には国道210号が冠水し、迂回する車が生活道路にあふれた。中島会長は「避難に支障が出かねない状況だった。研修などでマップの周知を図り、早めの避難を呼び掛けたい」と話した。

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