飯塚音コン「母」が支え ボランティア「マミーコール」活躍

西日本新聞 筑豊版

 若手音楽家の登竜門「飯塚新人音楽コンクール」(飯塚文化連盟など主催)の本選が6月2日、飯塚市で開かれる。今年で第38回となる歴史あるコンクールは多くのボランティアによって支えられてきた。女声合唱団「飯塚マミーコール」は1982年の第1回から運営に携わっており、本選を前にメンバーは「出演者がベストを尽くせるように頑張りたい」と意気込んでいる。

 同合唱団は、飯塚小PTAのママさんコーラスのメンバーが中心となり80年に結成。元代表の合澤羊子さん(80)は「コンクールの関係者から協力を依頼された。当時、炭鉱の影響で飯塚は文化不毛の地と言われることもあったので、文化振興のためにもみんなで参加した」と振り返る。

 役割は受け付け、控室や会場への案内、リハーサル室でのスケジュール管理など。出演者に分かりやすいよう、服装は白いブラウスに、黒か紺のスカートまたはパンツ姿に統一。胸に緑のリボンを付ける。柴田育子さん(71)は「スムーズに進行するよう各自が役割を果たしている。出演者から『運営が素晴らしい』という声を聞くと、うれしい」。

 長年、活動しているのでアクシデントもしばしば。出演者の衣装のひもが切れたため、安全ピンを探したり、シャツを忘れた人のために、商店街を走り回ったりしたという。高橋香代子さん(81)と吉良みどりさん(81)は「出演者のお母さんになったつもりで、活動してきた。80歳を超えた今では、孫と関わるおばあちゃんかな」と笑う。

 本選は同合唱団だけでなく、文連に所属する複数の合唱団の計30人が参加する予定。合澤さんは「各合唱団だけでなく、市民団体『飯塚新人音楽コンクールを育てる会』など多くの人が文連に協力し、コンクールが続いている。これからも盛り上げていきたい」と話した。

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 本選は、飯塚市飯塚のコスモスコモンで。ピアノが午前9時55分、声楽が同11時55分から。前売り券は、小中高生500円(当日700円)、一般千円(同1200円)。

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