「めんたいぴりり」“故郷”へ 釜山で上映

西日本新聞 社会面

 【釜山・前田絵】韓国釜山市で食べた「明卵漬(ミョンランジョ)」(タラコのキムチ漬け)を基にめんたいこを商品化し、博多名物に育てた「ふくや」(福岡市)の創業者夫婦がモデルの映画「めんたいぴりり」(江口カン監督)が6月20日に釜山で始まる映画祭「釜山フードフィルムフェスタ」(23日まで)の開幕作品として上映される。同作の海外上映は初めて。福岡と釜山をつなぐ食文化の交流の歴史を描く作品として評価された。

 主人公のモデルとなったふくや創業者の故川原俊夫さんは日本統治下の釜山育ち。「めんたいぴりり」製作委員会は「初の海外上映が釜山となり、縁を感じる。『受けた恩は石に刻め、与えた恩は水に流せ』という主人公のモットーが釜山の人にも伝わってほしい」と喜んでいる。

 同作はTNCテレビ西日本が制作したドラマを映画化。昭和30年代の博多を舞台に、めんたいこ作りに精を出す主人公と妻の家族愛や周囲の人々との人間模様を笑いと涙を織り交ぜながら描く。出演は博多華丸さん、富田靖子さんら。今年1月に全国公開された。

 同フェスタは今年で3回目。食にまつわる映画の上映のほか、映画に登場する料理を味わうイベントなどがある。20日の開幕式には江口監督が出席する予定。

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