市長とトリプル選も、日田ぴりぴり 投票箱不足、作業膨大…

西日本新聞 総合面

今年4月にあった日田市議選の開票風景。仮に衆参ダブル選と日田市長選が重なると、さらに多くの投票箱、人手が必要になりそうだ 拡大

今年4月にあった日田市議選の開票風景。仮に衆参ダブル選と日田市長選が重なると、さらに多くの投票箱、人手が必要になりそうだ

 7月21日の投開票が有力視される参院選に合わせて安倍晋三首相が衆院も解散し、衆参ダブル選挙に持ち込むのでは、との観測が広がる中、この日に市長選を実施する大分県日田市の選挙管理委員会が気をもんでいる。仮に「トリプル選」になれば投票箱が足りず、投開票作業も複雑になると予想されるからだ。「(ダブル選を)やるのかやらないのか早く決めて」と悲痛な声が漏れる。

 「(解散関連の)情報があったら、こちらが教えてほしいくらいですよ」。日田市選管の担当者は困惑していた。

 トリプル選の場合、衆参それぞれの選挙区と比例代表、最高裁判所裁判官国民審査、市長選で投票所1カ所につき投票箱が六つ必要だ。市全体で400個近く必要になるが、保有は約250個。6個の投票箱や記載台を置くスペースがない投票所もある。トリプル選にならずとも、三つの選挙が近接すると選挙作業量は膨大になる。

 市選管は参院選の日程を見込み、任期満了(8月4日)に伴う市長選の投開票日を7月21日とした。「日程を変えることもある」との条件付きだが変更は簡単ではない。1週間遅らせた28日の場合、夏の一大行事「日田祇園祭」と重なる。祭りの対応に市職員が割かれ人手の余裕がない。一方、1週前倒しした14日は3連休の真ん中。「3連休以上の連休の日曜日には選挙をしない慣例がある」(市選管)という。

 3人が立候補を表明し、激戦が予想される市長選。ただ、日程が流動的では有権者への周知も控えめにならざるをえない。担当者は「国政次第」の綱渡り準備に焦りを募らせる。

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