川辺川ダム撤回「難しい決断」 蒲島知事インタビュー

西日本新聞 熊本版

 蒲島郁夫知事は31日、県政の課題を巡る西日本新聞のインタビューに応じた。就任半年後に白紙撤回を表明した川辺川ダムについては「難しい決断だった。五木村の振興は、一生懸命取り組んだ結果が少しずつ出ていると思う」と述べた。一問一答は次の通り。

 -川辺川ダムに代わる治水対策と五木村の地域再生の現状は。

 「ダムによらない治水はハード面だけでは無理と思い、ハザードマップ作成や水防資材の整備、防災意識の啓発などをやってきた」

 「ダム問題に翻弄(ほんろう)されてきた村の歴史にどう応えるか悩み、振興策に乗り出した。人口は減っているが予想より緩やかになった」

 -熊本地震で被災した益城町の県道4車線化と土地区画整理事業の進展は。

 「事業の長期化で家をいつどこに建てられるか不透明なのが問題。4車線化は一挙にはできない。(用地買収が済み先行して着工する)モデル地区で将来の町の姿を考えてもらえる。土地区画整理は70%近くの合意を得た。あとの30%の方に丁寧に説明したい」

 -水俣病患者が4月に3年ぶりに認定されたが、審査過程や認定理由を明かさないのはなぜか。

 「最高裁判決に沿って認定が行われたか見てもらいたい気持ちはあるが、(患者の)個人情報保護に万全を期すため審査の内容を明らかにしない」

 -ハンセン病の啓発にどう取り組むか。

 「(官民を挙げてハンセン病患者を強制隔離した)無らい県運動の検証は、時間がたち情報入手が難しかったが2014年に報告書を出した。それに沿って啓発運動をやっていくかは、これからの課題。啓発に終わりはない」

 -4期目の知事選を目指すか。

 「今は(知事として)やるべきことに一生懸命で、そこまで考えていない」

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