夏になると恋しくなるカクテル・・・

西日本新聞 オピニオン面

 夏になると恋しくなるカクテル。代表格の「スクリュードライバー」は、熱暑地帯の油田で働く米国人労働者がウオッカをオレンジジュースで割って飲んだのが始まりという。混ぜ棒がないので、ねじ回し(英語でスクリュードライバー)で混ぜたのが名称の由来とか

▼きょうは「ねじの日」。JIS規格でねじの仕様が標準化された日だ。もの作りに欠かせないねじの重要性を知ってもらおうと、ねじ商工連盟が1975年に定めた

▼確かに、ねじがないと車もマンションも造れない。食に関わる農業機械も漁船も動かない。実際、鉄骨を結び付ける特殊なねじが不足して、全国で建設工事が遅れ気味という

▼先日、そんなねじ1本のために背筋が寒くなる体験をした。南九州で取材した帰り、高速道に入る前に立ち寄ったガソリンスタンド。給油中の店員さんが「お客さん、タイヤにねじが刺さってますよ」

▼見れば長さ5~6センチのねじが左前方タイヤにぶすり。道路に落ちていたねじの軸がタイヤの溝にはまり込み、タイヤが回転するうちに立ち上がり刺さったらしい。気付かぬまま200キロ以上の距離を高速走行していたら…。店員さんに手厚くお礼を述べた

▼令和の2カ月目が始まった。改元の浮かれ気分は一段落し、梅雨入り後は豪雨災害が懸念される。参院選、ひょっとしたら衆参同日選になるかもしれない。小欄も「ねじ」を締め直して参りたい。

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