生かじり まるでフルーツ 福岡・久留米のスイートコーン

西日本新聞 夕刊

野村勝浩さんとスイートコーン 拡大

野村勝浩さんとスイートコーン

 緑豊かな耳納(みのう)連山を背にして穀倉地帯が広がる福岡県久留米市太郎原(だいろばる)地区。大人の背丈ほどに伸びたトウモロコシ畑で、オーナーの野村勝浩さん(58)が「うん、これがよか」ともぎとった1本をガブリとやった。口の中でブシュッと粒がはじけた瞬間、みずみずしく甘い果汁が口いっぱいに広がった。

 「まるでフルーツんごたるですね」

 「クリスピーキングという品種。甘さに加えて、粒がブシュブシュとつぶれるこの歯応えがあるもんを作りたくてね」と野村さん。

 リーフレタスなど多くの作物を手掛ける野村さんが、スイートコーン栽培を始めたのは13年前。2004年に発足した「スローフード協会筑後平野」の初代会長として、消費者との交流事業を展開する中、子どもの受けが抜群だったスイートコーンに目を付けた。

 「3~4月に種をまいたら、収穫は約90日後。実際に収穫作業を体験してから食べてもらった方が、消費者も現場のことがよう分かって、よかでっしょうが」

 生もいいけど、加熱したら味が濃縮されて、これまた美味とのこと。

 「電子レンジなら、皮を全部むいてラップで包み、100グラムにつき1分間チン。蒸す場合は皮を1枚だけ残してね。ゆでたらいかんですよ」

 指示通り、生で味わった後は1本400グラムのやつを4分チン。熱々をかじると、これまた生とは違う甘みが。これ、くせになりそ。

 ▼野村農園のスイートコーン 福岡県久留米市善導寺町の「道の駅くるめ」で10日ごろまで販売。ネットでの注文は2Lサイズ・朝採りで5本900円から。クール便で発送(送料別)。道の駅=0942(47)4111(午前9時~午後6時。第3水曜定休)。

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