聖火、全18市町村リレー 来年4月24、25日 ルートに昭和の町や大吊橋

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 2020年東京五輪の聖火リレーのルート概要が1日発表され、県内では来年4月24、25日の2日間で全18市町村を聖火トーチが巡ることが明らかになった。県の実行委員会は別府温泉(別府市)、昭和の町(豊後高田市)、原尻の滝(豊後大野市)、九重“夢”大吊橋(おおつりはし)(九重町)などをルートに組み込む予定で、大分では7月からランナーの公募を始める。

 県によると、愛媛県から聖火リレーを引き継ぎ、初日の24日は別府市をスタート。国東半島など県北部を回り、日田市の中央公園でゴールし、セレモニーを行う。2日目の25日は玖珠町を出発後、県南部を回って大分市中心部の「祝祭の広場」(仮称)でフィニッシュ。宮崎県に聖火を引き継ぐ。県実行委は詳細なルートを詰めて、今年の年末までに発表する。聖火ランナー1人当たりの走行距離は約200メートルで、自治体間は車で移動する方向という。

 県実行委の聖火ランナーは44人で、半数以上を公募。受け付けは7~8月で、年内に選定する。応募資格は08年4月1日以前に生まれた人で、県にゆかりがある人。公募ランナーのほか、県実行委が推薦するランナーなども走る。

 

■「イベント準備始めたい」   地元に聖火、喜びの声

 県内では全18市町村で聖火リレーができることになり、喜びの声が広がった。

 日田市本庄町の自営業穴井優さん(40)は「五輪競技を東京へ見に行きたいと思っていたが、その一つのイベントを地元で体感できるなんて。驚くとともに、すごくうれしい。一生の記念になる」。大分市横尾の津田政史さん(67)は1964年の東京五輪の際、中学の同級生が同市内でリレーに参加したといい「今度は応募してみようかな。とにかく楽しみ」。

 聖火が走る予定の「昭和の町」の豊後高田市商店街連合会、中山田健晴会長(71)は「モノクロ映像しか残っていない以前の東京五輪の聖火リレーとほぼ同じ風景を実際に見られるのがここの強み。平成生まれの若い世代にも昭和ノスタルジーは人気で、地元商店街として、どんな応援イベントができるか、市などとも連携し準備を始めたい」と力を込めた。

 県内のスタート地点となった別府市の長野恭紘市長は「四国から聖火を受け継ぐ九州最初の都市として本市が選ばれたことは大変名誉なこと。別府の魅力を国内外へ発信するチャンス。東京2020パラリンピックの成功にもつなげていきたい」。広瀬勝貞知事は「多くの皆さんにランナーに応募いただき、五輪を盛り上げていきたい」とコメントした。

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