「令和」の山笠始動 福博各地で神事、準備本格化

 福博の夏を祭り一色に染める「博多祇園山笠」(7月1~15日)を前に、山笠を構成する各流(ながれ)が1日、準備作業を本格化させ、福岡市の各所で、朝から「注連(しめ)下ろし」や「小屋入り」などの神事が相次いで行われた。この日から、祭りの正装とされる長法被の着用が解禁となり、街は一気に祭りムード。元号が「令和」に改まってから初の山笠に、男たちは「気持ちを新たに頑張らな」と気合を入れた。

注連下ろし

 二番山笠・恵比須(えびす)流(大池正治総務)は、午前8時から博多区下呉服町で、山小屋の建設予定地周辺を清める「注連下ろし」を行い、流の役員など約100人が参列した。

 同流では、旧暦で行事を行っており、他の流より1カ月ほど早く「注連下ろし」を行うのが習わし。大池総務(49)は「7月15日の追い山まで、みんな無事で、楽しく安心安全な山笠を奉納したい」と語った。

小屋入り

 山小屋の建設資材を清めて安全を祈る「小屋入り」の神事。同区千代で行われた一番山笠・千代流(松本忠人総務)の小屋入り祭には、流の役員など約50人が出席。積み上げられた資材の前に設けられた祭壇に、流の幹部が次々と玉串をささげた。松本総務(63)は「令和元年に一番山笠を務めるのも何かの縁。一つ一つの行事を滞りなく進め、一番山笠の務めを果たす」と表情を引き締めた。

 一方、同区御供所町であった五番山笠・東流(坪井治総務)の小屋入りは約30人が参列。坪井総務(63)は「いよいよ始まったという思い。安全で楽しい祭りにしたい」。

棒洗い

 「走る飾り山笠」として有名な八番山笠・上川端通(嶋田高幸総務)は、同区築港本町の櫛田神社浜宮で「棒洗い」を行った。

 同神社の神職によるおはらいの後、目の前の博多湾からくみ上げた海水を、関係者24人が6本の舁(か)き棒(長さ7・2メートル)にザブザブとかけ、たわしで丁寧に磨き上げた。嶋田総務(78)は「7月15日の追い山まで体が続く限り山笠に没頭したい」と力を込めた。

 

■山笠振興会が総会 博多区

 博多祇園山笠振興会(豊田侃也(かんや)会長)の総会が1日、福岡市博多区上川端町の櫛田神社であり、「参加者は誇りを持って継承し、特権意識を持たない」などの注意事項や、小型無人機ドローンの祭り中の飛行禁止などを確認した。

 豊田会長はあいさつで、最近、子どもが犠牲になる事件事故が相次いでいることに触れ「山笠行事では子どもの事件事故にならないよう肝に銘じて取り組んでほしい」と語った。

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