雲仙・普賢岳大火砕流28年 島原で追悼行事

西日本新聞 社会面

 43人が犠牲となった1991年の長崎県雲仙・普賢岳の大火砕流から、3日で28年を迎える。この日を「いのりの日」と定める被災地の同県島原市では終日、追悼行事が営まれる。令和を迎えた今年も、犠牲者の鎮魂と平成史に刻まれた被災体験の継承を誓う。

 噴火は90年11月に始まり、96年6月の終息宣言まで約5年半に及んだ。大火砕流では避難勧告地域内で取材していた報道関係者や、警戒に当たった消防団員らが亡くなり、93年6月の大火砕流でも1人が犠牲となった。建物被害約2500戸、経済損失約2300億円に上る。

 終息後も脅威は残り、溶岩ドーム(平成新山、約1億立方メートル)が大崩落すると500世帯が影響を受けるとされる。国土交通省雲仙復興事務所が進める防災事業は2020年度で終了予定で「その後は白紙」(同事務所)だが、地元は事業継続を望んでいる。

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