要支援者の避難など連携 日田市で防災訓練 ドローンで被害確認も

西日本新聞 大分・日田玖珠版

要支援者を自衛隊車両で運ぶ訓練 拡大

要支援者を自衛隊車両で運ぶ訓練

ドローンで被害状況を確認する訓練に興味津々で見入る住民たち

 2012、17年に大きな豪雨被害に遭った日田市で2日、地域住民と行政などが連携した合同防災訓練があった。自力避難が困難な要支援者を安全に避難所へ連れてくる訓練や、小型無人機ドローンを使った被害状況確認の訓練があり、梅雨や台風の時期を控え約550人が災害への備えを新たにした。

 訓練は「市民の防災力と意識の向上」を目指して市が主催した。市中心部で夜遅くに雨が降り始め、翌日の明け方に大雨警報や洪水警報が出たとの想定で、市内光岡地区の住民をはじめ、陸上自衛隊や県、警察、消防も参加し光岡小を主な舞台に実施した

 午前9時過ぎから親子で手をつないだり、高齢者に手を添えたりした住民たちが同小体育館に集まった。1人での避難が難しい高齢者は陸上自衛隊の車両に乗って移動、隊員の手を借りて車両を乗り降りして体育館にたどりついた。

 消防はドローンで被害状況を確認する様子を公開。住民たちはドローンが撮る映像や、操作を熱心に見学した。新聞紙やゴミ袋で防災グッズを作るワークショップや土のう作りもあり、家族連れが工作をするように楽しみながら避難に役立つ知恵を学んだ。

 12年豪雨で甚大な被害に遭って以降、毎年避難訓練を続け、自主防災組織の運営や体制を見直し続けている吹上町自治会の行村孝会長は「単純で地道な訓練を続けることで足りないものが見えてくる。防災力はそういう積み重ねで高まるはずだ」と話した。

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