タイ反軍政活動家襲われる 5月以降3人目

西日本新聞 国際面

 【バンコク川合秀紀】タイの軍事政権批判を続ける活動家のシラウィッチ氏(27)が2日夜、首都バンコクの路上で複数の男たちに暴行された。3月の総選挙を経て、軍政のプラユット暫定首相の続投が濃厚になる中、タイでは反軍政を掲げる民主活動家への襲撃事件が相次いでおり、5月以降で3人目となる。

 シラウィッチ氏や地元メディアによると、2日午後9時ごろ、仲間との会合後、路上に1人でいるところを5人前後の男たちに素手や木の棒で殴られ、病院に搬送された。頭や顔などにけがを負ったという。

 シラウィッチ氏は軍政への抗議活動を頻繁に行う若手活動家として有名。襲撃当日もフェイスブックで、5日の首相指名投票で上院議員がプラユット氏の続投を支持しないよう、市民に賛同を求める投稿をしていた。シラウィッチ氏は「暴行は頭部に集中していた。殺されていたかもしれない」と訴えている。

 犯人や動機は不明。軍政と対立する下院第1党のタイ貢献党幹部は3日、ツイッターで「権力を維持したい何者かが企てたのだろう」と主張した。タイでは5月13日と25日にも、別の民主活動家2人が相次いで襲撃される事件があった。

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