診療報酬8000万円返還へ 玉名中央病院、国指導受け

西日本新聞 社会面

 熊本県玉名市と玉東町が設置した公立玉名中央病院が、嘱託医を常勤医と偽って過大受給した診療報酬加算4年分に当たる8千万円超を保険者や患者に返還することが3日、分かった。同病院によると、5月に厚生労働省九州厚生局から「常勤医に当たらない」と指導を受け、返還を決めたという。

 返還する診療報酬は「検体検査管理加算4」。受給には、患者の検査を専属で担当する常勤医を置く必要があるが、同病院は2015年から週4日勤務の嘱託医を配置。常勤医に見せかけるため、病院幹部がこの嘱託医の職員証を使って出退勤を打刻し、出勤日数を水増ししていた。

 九州厚生局は西日本新聞の取材に「個別の案件については答えられない」としている。

 同病院の島崎賢二事務部長は「問題点を反省し、再発防止へ職員間の情報共有を進めたい」としている。

■痛み止めの麻薬も紛失

 公立玉名中央病院が痛み止めの麻薬「フェントス」の貼り薬2枚を紛失していたことが3日、分かった。痛み止めは、ナースステーションの金庫に保管。4枚入りの薬袋から看護師が1日1枚取り出していたが、5月29日に袋ごと紛失したことに気付いたという。

 同病院は既に熊本県と県警に届け出た。「ごみと一緒に誤って捨てた可能性が高い」としている。同県薬務衛生課によると、医療用麻薬は院内で最も厳重な管理が求められている。

 同病院は、1月にも抗てんかん薬と睡眠薬計80錠を紛失している。

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