アマ演芸集団30年 川崎町「川笑一座」 9日に記念興行

西日本新聞 筑豊版

 川崎町のアマチュア演芸集団「川笑(かわしょう)一座」が結成から30年目を迎え、9日午後2時から、町勤労青少年ホームで記念興行を行う。タイトルは「石の上にも三十年」。小学校や特別支援学校の教員の傍ら、笑いを通して地元住民を笑顔にしてきた座長の川崎亭好朝(本名・吉田大作)さん(55)は「人生がちょっぴり豊かになる時間を楽しんで」と意気込んでいる。

 吉田さんは広島大在学時代、落語研究会に所属。地元テレビ局で、番組紹介のキャラクターも務めていたという。教員になり、川崎小で勤務していた1990年、同僚らと学校名をもじった一座を結成。町の文化祭や老人ホームで落語やギター漫談、大喜利などを披露してきた。

 福智町や赤村の小学校を経て、北九州市八幡東区の北九州視覚特別支援学校に着任。同校の教え子の山下雄也さんも、10歳のときから一座に加わり、10年ほどがたつ。今回の記念興行には参加しないが、門司港亭小もじとして、同市の市民センターなどで一緒に落語を披露しているという。

 吉田さんは現在、筑紫野市にある福岡視覚特別支援学校に勤務。今月2日には視覚障害者が集まる北九州市の集会に参加し、落語で会場を盛り上げた。

 結成メンバーの元同僚4人は今も在籍し、北九州市の特別支援学校の教員ら新たに5人が加わった。

 30~40代になった元教え子たちが見に来てくれるときが一番うれしいという。「ぎすぎすした世の中で、懐の深い芸能を見て寛容な気持ちになってもらえたら。プロではないが、落語好きの裾野を広げたい」と、今後の活躍にも意欲を燃やす。

 記念興行にはメンバー5人が登場。吉田さんの演目は、創作落語「学校民営化大作戦」。文部科学省が財政破綻し日本中の学校が分割・民営化され、生徒の争奪戦が始まる‐という設定で、学校のセールスマンの口上をおもしろおかしく披露する。プロ落語家、露の新治さんと弟子、露の新幸さんも特別ゲストとして出演。「カナリア婦人会」によるオペラ歌謡もある。木戸銭500円。

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