朝食食べない子増加 18年度版食育白書 20-30代26.9%

西日本新聞 社会面

 政府は4日、2018年度版の食育白書を閣議決定した。政府は20年度までに朝食を食べない子どもをゼロにする目標を設けているが、18年度に「全く食べていない」「あまり食べていない」とした中学3年生は8・0%(前年度比1・2ポイント増)、小学6年生は5・5%(同0・9ポイント増)と近年増加傾向にあるとの調査結果を紹介。子育て世代の意識改革を促すとともに「個々の家庭の問題として見過ごすことなく、社会全体の問題として取り組むことが重要」と、子ども食堂など地域の支援活動の広がりを促している。

 白書では、朝食を毎日食べる小中学生ほど、学力調査の正答率や体力テストの点数が高い傾向にあるとして、あらためて朝食の重要性を強調している。

 20~30代の若い世代でも朝食を食べない人が増えており、18年度は26・9%と前年度から3・4ポイント増加した。こうした結果を踏まえ白書は、妊娠をきっかけに家庭での食生活を考えてもらおうと、妊産婦やその配偶者への食育に力を入れるほか、子育て中の男性に家族と食卓を囲むよう促す「おとう飯(はん)」キャンペーンを推進するとしている。

 また、就学前の子どもの家庭と連携する食育の例として、園児が生産や収穫に関わった野菜を家庭で調理し、その様子を他の園児たちに紹介する鹿児島県鹿屋市の認定こども園の取り組みを取り上げている。

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