九州北部は長梅雨の恐れ 多雨傾向、災害への備え急務

西日本新聞 社会面

 九州では南部に続き、北部も梅雨入り目前。福岡管区気象台によると、梅雨を含む6~8月の九州北部は多雨になる傾向で、蒸し暑く不快指数の高い夏となりそうだ。2017年7月の九州豪雨、18年7月の西日本豪雨と近年は梅雨末期の大雨に見舞われており、今年も7月は雨が多い予想。梅雨明けが遅れる可能性もあり、災害への備えが急務となっている。

 気象台によると、南米ペルー沖で海面水温が高くなる「エルニーニョ現象」が今夏も継続する見通し。エルニーニョ発生時の梅雨は、九州北部を含む西日本の日本海側で雨が多く、梅雨明けが遅くなることが統計上多いという。

 海面水温が高いニューギニアの東の海域では水蒸気の発生量が増え、積乱雲が多く生まれる。赤道付近の暖かく湿った空気は太平洋高気圧の周辺を時計回りに北上し、日本付近に流れ込む。これが日本列島付近で雨を降らせるほか、じめじめとした蒸し暑さをもたらす要因になる。気象台の川口弘人予報官は「今週末の雨で梅雨入りの可能性もある。最新の気象情報に注意を」と呼び掛けている。

 昨年は「災害級の猛暑」となったが、今年の気温はどうか。太平洋高気圧が日本列島付近に大きく張り出し、大陸側上空のチベット高気圧と重なって猛暑をもたらした昨年とは違い、今年は日本付近への張り出しが弱く、チベット高気圧も弱い。この二つの高気圧の勢力が弱い場合は、通常「冷夏」が予想されるが、川口予報官は「地球温暖化の影響で世界的に温度が高く、結果として予想される気温は平年並み。普通に暑い夏になりそう」としている。

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