死亡手続き 負担軽く 菊池市「おくやみねっと」運用開始

西日本新聞 熊本版

「おくやみねっと菊池」のイメージ 拡大

「おくやみねっと菊池」のイメージ

 菊池市は、住民の死亡に伴う行政手続きを分かりやすくする仕組み「おくやみねっと菊池」を3日から始めた。関係部署が亡くなった人の情報を共有し、必要な書類を事前に準備することで、市民のたらい回しや手続き漏れを防ぐ狙い。各担当課の職員が垣根を越えて話し合い、この仕組みをつくったという。同市市民課は「遺族の負担を軽減し、確実に各課につないでいきたい」と話している。

 市民課によると、住民が亡くなった場合、死亡届と埋火葬許可申請書を同課で受け付け、住民票に記載している。新たに導入した「おくやみねっと」では、死亡届を受理後、死亡者の氏名や生年月日、住所などを市民課で入力。高齢支援課や健康推進課など関係する計10課の共有フォルダに保存すると、死亡者の情報が反映された手続き用の申請書類がほぼ自動的に作成される仕組みだ。

 遺族は葬儀後、10課のいずれかの窓口でも申請書類と提出先の一覧表を受け取ることができ、スムーズな手続きを期待できるという。

 これまでは、市民課が遺族に埋火葬許可証を交付する際、国民健康保険や国民年金など手続きが必要になりそうな担当課が記載された一覧表などの資料を渡すだけだった。遺族自身が必要な手続きを判断しながら各課を回らなければならず、市民から「何度も市役所に来なければならない」「もっと分かりやすくしてほしい」など改善を求める声が上がっていた。

 市民課が昨年12月、窓口業務がある課で作る作業部会に問題提起。おくやみ専門窓口を設けて死亡手続きを一元化している大分県別府市も参考にしたという。同課は「運用しながらバージョンアップさせていきたい」と話している。

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