野党、協力態勢構築へ 国民・犬塚氏擁立決定 参院選佐賀

西日本新聞 佐賀版

 国民民主党は5日、夏の参院選佐賀選挙区(改選数1)に元参院議員の犬塚直史氏(64)を擁立することを正式に決めた。同選挙区には自民党現職の山下雄平氏(39)が再選を目指し立候補する予定で、ようやく選挙戦の構図が固まった。想定される公示日は約1カ月後に迫り、国民の支持者や他の野党は安堵(あんど)しつつ、急ピッチで協力態勢を整える構えだ。

 「不戦敗にならずに済んでよかった」。連合佐賀の青柳直会長は候補決定に胸をなで下ろし、「元職は即戦力」と評価した。

 ただ、犬塚氏は東京都出身で2004年に参院選長崎選挙区で当選し1期務めたが、県内での知名度不足は否めない。青柳会長は「公示まで時間がなく“短期決戦”。組織への浸透を最優先させる」と述べた。連合佐賀は13日に執行委員会を開く予定で、推薦願が出されれば対応を協議する。

 佐賀選挙区に独自候補を擁立せず、国民の候補を推薦する方針を決めている社民党県連合。徳光清孝幹事長は「時間がない中で出馬を決意してくれて熱意を感じる。政策協定の締結を急ぎたい」と語った。

 新人の大森斉氏(63)の擁立を発表していた共産党県委員会は、野党の一本化に向けて取り下げる方針。今田真人委員長は犬塚氏について「無駄な公共事業には反対の立場のようで信念のある方。私たちの立場と共鳴できる」と話した。近く総会を開いた上で正式に取り下げを発表する予定。「遅れは十分挽回できる」と述べた。

 一方、自民党県連の留守茂幸会長は「ようやく相手の顔が見えた。知名度不足をどう巻き返すかを警戒する。山下氏の事務所の態勢づくりは進んでおり、推薦団体に支援の輪を広げていきたい」と語った。

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