【動画あり】世界遺産「ポンプ室」紙芝居に 中間高生が制作中

西日本新聞 北九州版

 世界文化遺産「遠賀川水源地ポンプ室」(中間市土手ノ内)の歴史的価値などを小学生に分かりやすく伝える紙芝居を、中間高(同市朝霧)の美術部員14人が制作している。タイトルは「なかましのたからもの」で、郷土の誇りを継承していく思いを込めた。7月に完成予定。

【動画】中間高美術部が世界遺産素材の紙芝居制作中

 市が今年1月、日本の産業革命という難しいテーマを小学校低学年の児童にも分かりやすく伝えようと、同高に制作を依頼。ポンプ室の果たした役割や世界遺産としての価値などを盛り込んだ概要と物語の原案を伝え、キャラクターデザインなど詳細は部員たちで詰めていった。

 物語は、ポンプ室にちなんだキャラクター「ポンプちゃん」と「ボイラー博士」が、市のキャラクター「なかっぱ」に施設の歴史などを伝える形で進行。幕末のペリー来航以降、欧米諸国に追いつくため、産業化を進めた経緯や官営八幡製鉄所(現日本製鉄)に100年以上送水していることなどを説明する。

 紙芝居は、四つ切りの厚紙約30枚。部員たちは鉛筆で下書きした後、アクリル絵の具で丁寧に仕上げている。小学生が興味を持てるよう、1枚の絵に多くの要素を取り込み、明るいポップな色使いにした。3年の花屋百萌佳副部長(17)は「身近にあっても知らないことが多いポンプ室を楽しく知ってほしい」と話す。

 完成後は市地域交流センター(同市垣生)で保管し、図書館で開いている子ども向けの読み聞かせ講座などでの活用を検討。希望者への貸し出しも考えている。問い合わせは市企画政策課観光政策係=093(245)4665。

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