飯塚子ども見守り隊 緊急会議 川崎市の事件受け 巡回や情報共有強化

西日本新聞 筑豊版

 5月28日に川崎市でスクールバスを待っていた児童らが殺傷された事件を受け、飯塚署や飯塚市、桂川町などでつくる「飯塚地区子ども見守り隊」は5日、市役所で緊急対策会議を開き、関係者約50人が登下校時の見守り強化などを確認した。参加者からは「見守りや巡回、不審者情報の共有などできることに力を入れる」との声が聞かれた。

 子ども見守り隊は4月に発足。本来は今月13日に連絡会を予定していたが、事件を受けて開催を前倒しした。

 市教委によると、スクールバスは小学校全19校のうち7校、中学校全10校のうち2校で運行、計270人が利用している。近年相次いで誕生した小中一貫校で、遠方の児童の利用が増えたという。飯塚署は、川崎市の事件を受けてスクールバスの運行状況や停留所の調査を始めた。

 一方、署によると、飯塚市内では今年に入って6月までに、つきまといや声かけ、露出など犯罪の「前兆事案」が15件(昨年は年間42件)起き、うち小学生が対象になったのは7件(同20件)。下校中などが狙われやすいという。

 川上明夫生活安全課長は「警察だけではカバーしきれず、地域との連携が欠かせない。老人会に対して、散歩を子どもの登下校時に合わせてもらい、子どもを見守る意識を持つようお願いしている」と話した。

 会議では各地区の防犯ボランティアに緊急時のホイッスル約820個も配布。「声よりも警笛の方が広範囲に注意を知らせることができる」という。参加者は一斉に鳴らして音の大きさを確かめた。

 川崎市の事件を受け、筑豊各地で安全対策を強化している。嘉麻署は小学校のスクールバスの出発前に、駐在の警察官がパトカーでルートを巡回。田川署も登下校時、スクールバスの停留所付近で署員が警戒などを続け、直方署は川崎市の事件が起きた当日と翌日に直方市、宮若市、鞍手町、小竹町の全小学校へのパトロールなどを行っている。

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