西鉄甘木線利用促す 大刀洗町、九産大と連携 学生が大堰駅デザイン

西日本新聞 筑後版

 大刀洗町は本年度、西日本鉄道、九州産業大(福岡市東区)と連携し、久留米市と朝倉市を結ぶ西鉄甘木線の利用を促す「鉄道駅魅力化プロジェクト」に取り組む。町役場最寄りの大堰(おおぜき)駅(同町冨多)について、九産大芸術学部の学生が駅舎外壁や柵のデザインを考案し、9月に塗装作業に挑むというものだ。

 町内に二つある甘木線の駅のうち、町の南東部にあり幹線道路に面した大堰駅の1日平均乗降客数は346人と低迷。町は「廃線を避けるため、どうすれば利用が増えるか町民に考えてもらいたい」と昨年度、住民協議会(19人)を設置した。その中で出た「電車を身近に感じられる活動を」「駅のイメージを変える取り組みを」などの声を実現しようと、プロジェクトを立ち上げた。

 最初の活動として1日、町内でワークショップを開いた。小学生から70代までの町民と九産大の学生約30人が参加し、「みんなが親しみを持てる駅」をテーマに駅の課題やデザインの方向性を探った。

 参加者は大堰駅を見学し、待合室の壁や柵など塗装できる範囲を確認。その後、町中央公民館で意見交換した。「入り口が分かりにくい」「夜は暗い」などの声のほか、デザインについて「駅の持つレトロ感を生かす」「温かい雰囲気に」といった意見が出た。

 九産大の井上友子教授(芸術学)は「町には町のカラーがある。住民の声を取り入れて案を提示することは、学生にとっても良い経験になる」と話した。

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