プラユット氏を首相に選出 タイ、軍政から“続投”

西日本新聞 総合面

 【バンコク川合秀紀】タイの国会は5日、上下両院議員による首相指名投票を行い、2014年5月のクーデターと軍事政権を率いたプラユット暫定首相が過半数の票を得て、新首相に選出された。プラユット氏は近く国王の任命を受けて就任し、6月半ばにも親軍政派政党を中心とする計19党の連立内閣を発足させる運び。約5年ぶりの民政復帰となるが、事実上、軍政が続く形となる。

 首相選出では、軍政の元閣僚らが結党し、3月の下院総選挙(定数500)で第2党となった「国民国家の力党」を軸とする親軍政派が推すプラユット氏と、第1党でタクシン元首相派の「タイ貢献党」など反軍政派が支持する第3党「新未来党」のタナトーン党首の一騎打ちとなった。

 親軍政派は連携する第4党「民主党」や少数政党など下院勢力に加え、軍政が指名した上院(定数250)もプラユット氏を支持し、タナトーン氏を退けた。

 ただ親軍政派入りに反対する民主党のアピシット元首相が5日、議員辞職を表明するなど一部で造反の動きもあった。

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