よさこいで呼子盛り上げ 昨年発足のチーム「彩海」 将来は祭り開催も

西日本新聞 佐賀版

 人口減少や高齢化が進む唐津市呼子町に昨年、よさこいチーム「彩海(さいか)」が発足した。地元の小学生から40代のメンバーは、ほとんどがよさこい未経験者だったが、練習を重ねて今では地域の催しで踊りを披露しているほか、5月に北九州市で開かれた祭りにも出場。メンバーたちは「よさこいを通じて呼子の名を全国に発信し、地域を元気づけたい」と意気込む。

 「エイサ」。金曜日の午後7時過ぎ、呼子公民館ではメンバー15人が声をそろえ、力強く鳴子を打ち鳴らしていた。「しっかり大きくね」。代表の山根敬光さん(31)の指導も自然と熱を帯びていく。

 彩海は、呼子を元気にしたいという住民有志らによって昨年7月に結成。発起人の山根さんは中学まで呼子で育ち、高校進学で町外へ。28歳の時、家庭の事情もあり県外から帰郷したが「朝市のおばちゃんたちが減り、若い人も少なくなった」と寂しさを覚えた。

 呼子市民センターによると、同町の人口は過去5年間で約600人も減少。高齢者の割合も年々増加している。「大好きな踊りを生かして地域を明るくしたい」。数年前から社会人チームなどでよさこいに力を入れてきた山根さんは、よさこい経験のない知人を巻き込みチームを立ち上げた。

 現在のメンバーは18人。週1回、金曜日の午後7~9時、主に呼子公民館で練習する。呼子小5年の渡辺隼斗君(10)は「まだ手の振り方が難しいけど、全員で合わせて踊る時が楽しい」と魅力を語る。

 5月11日にあった同公民館の落成式で、彩海の演舞を見た同町の谷口繁美さん(68)は「一丸となった踊りと彼らの笑顔から元気をもらえた。活気があふれていて港町にふさわしい」。

 チームは今年から県外のよさこい祭りにも出場。5月19日に北九州市であった「黒崎よさこい祭り」ではステージ上やパレードで懸命に汗を流した。

 「まだまだ実力は低いがよさこいを通じて呼子を発信し、いつかは全国各地のチームを呼子に招いて祭りを開きたい」と山根さん。イカや朝市に続く新たな“呼子名物”による町おこしの夢に胸を躍らせる。

 現在メンバーを募集中。

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