JR九州社長、自社株買い案否決に自信 赤字路線「採算無視できぬ」 

西日本新聞 一面

青柳俊彦社長 拡大

青柳俊彦社長

 JR九州の青柳俊彦社長は6日、東京都内で西日本新聞の単独インタビューに応じた。21日開催の株主総会の議案として、同社大株主の米投資ファンド「ファーツリー・パートナーズ」が求めている自社株買いについて「今はその時期ではない」と反論。ファーツリーに全面的に対抗する姿勢を強調した。

 ファーツリーが他の株主に賛同を呼び掛け、海外機関投資家から追随の動きが出ていることについては「想定内」とした上で「私たちのやろうとしていることに株主の理解が進んでいる手応えはある」と表明。株主総会でファーツリーの提案が否決されることに自信を見せた。

 今後の鉄道事業については「短絡的に路線廃止を言うつもりはないが、採算を無視してやる義務はない」と利益追求の姿勢を明確に強調。「利用客が減った路線を維持することに意味があるかと問うた上で、どういう形でネットワークを残すかの議論をしたい」と述べ、鉄道にこだわらない交通体系を沿線住民などと議論していく考えを示した。

 ファーツリーは3月時点でJR九州の発行済み株式の6・1%を保有。株主提案として自社株買いのほか、取締役選任案や役員報酬制度の見直しなど6件を求めている。JR九州は取締役会で、いずれの議案にも反対を決議している。

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