トリニータ応援ソングに賛否 「インパクトある」「下品」 クラブ側「子どもの興味引く」

西日本新聞 夕刊

 今季サッカーJ1に昇格し、上位をキープする大分トリニータの公式応援ソング「トリニータイソウ」が波紋を呼んでいる。「ケツ出せ」「うんちかますぜ」などサッカーと無関係の歌詞があり、サポーターの間で「インパクトがある」「品がない」と賛否両論が巻き起こっている。

 トリニータイソウは、子どもなどのサポーターを増やそうと作られた。クラブとスポンサー契約を結ぶイベント企画会社「apple ribbon」(東京)が制作を提案し、曲をプロデュース。作詞は芸人のあべこうじさんが手掛けた。

 曲は3分50秒。軽快な音楽に乗せ、冒頭から「けちらせケツ出せプリプリ」「うんちかますぜブリブリ」と始まる。その後は「見せてくれよゴール」「勝利は必ずその足でもぎとれ」と選手を激励する歌詞が続き、最後は「おけつぷり」で締めくくられる。

 apple ribbonの鈴木セリーナ社長=大分市出身=によると「ケツ」「うんち」を歌詞に盛り込むよう、鈴木社長があべさんに依頼。鈴木社長は「サッカーを知らない子どもたちの興味を引くため、絶対に外せないキーワード」と力を込める。

 クラブは3月30日にトリニータイソウを公表した。プロモーションビデオが動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開されると、ネット上では「下品」「イメージダウンにつながる」との声が上がり、クラブにも批判的な意見がメールや電話で届いた。

 サポーターの受け止めは分かれ、5月26日にホームゲームの試合観戦に来ていた別府市の江崎浩太朗さん(44)は「あの歌を聞いても応援しようと思えない」。大分市の川野美佳さん(28)は「5歳の息子は動画を見て踊っており、立派なトリニータサポーターになった」と話した。

 運営する大分フットボールクラブは「子どもたちにトリニータを知ってもらうきっかけにしたい」と今後もイベントなどで浸透を図っていく考え。スタジアムでは同時期に制作された応援ソング「GOGOゴール!!」をメインで使い、トリニータイソウはサッカースクールなどで活用する方針という。

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