防災ラジオ無償貸し出しへ 災害時に自動で緊急放送 鳥栖市

西日本新聞 佐賀版

 鳥栖市は今夏から、大雨などの災害時に音声で情報を伝える防災ラジオ500台を、市内の土砂災害警戒区域の住民を中心に無償で貸し出す。購入などの事業費806万円を盛り込んだ本年度一般会計補正予算案を10日開会予定の市議会定例会に提出する。補正予算案が可決されれば、7月中に希望者を募り、8月にも配布する。希望者が多い場合は追加購入も検討する。

 市が避難準備・高齢者等避難開始、避難指示、避難勧告などを発表した場合、県東部と福岡県筑後地区が放送エリアのコミュニティーラジオ局「ドリームスエフエム放送」から緊急放送が流れる。避難勧告の場合は「こちら鳥栖市です。直ちに近くの避難所または安全な場所に避難してください」などと伝え、避難所の場所なども放送する。

 ラジオは横17センチ、高さ12・5センチ、幅5・5センチ。重さ510グラム。同局をふくめFM・AM局計6局を受信できるが、緊急時には同局に切り替わる。スイッチが入ってなくても、ラジオが自動で起動して音声が流れる。

 貸出先として、土砂災害警戒区域内の約400世帯や自主防災組織の代表らを想定している。

 市では2018年7月の大雨で、市内全域に避難勧告を出した。住民から「地域防災無線のスピーカーでは音が聞き取りにくかった」などの苦情が出たため、土砂災害の危険がある世帯にラジオの貸し出しを決めた。市総務課の古賀庸介庶務防災係長は「生活になじみ深いラジオを活用し緊急情報をきちんと伝えたい」と話している。

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