KCVが最高賞 ケーブルテレビ九州番組コンクール

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 日田市のケーブルテレビ局「KCVコミュニケーションズ」(畑日出雄社長)が制作した、綱引きに初挑戦した若者を描いた番組が「第15回ケーブルテレビ九州番組コンクール」(日本ケーブルテレビ連盟九州支部主催、西日本新聞社など後援)のレギュラー番組部門で最高賞のグランプリを受賞した。担当ディレクターの浜田庸平さん(29)は「地元の人が頑張っている姿を多くの人に伝えたかった。これからの番組作りの自信になる」と喜んでいる。

 受賞作は「せーのっ!せー!山鉾(やまぼこ)を曳(ひ)く男たち‐初めての挑戦」(約15分)。日田祇園祭の山鉾を曳いている豆田上町の若者たちが、市代表として県民体育大会の綱引競技に初挑戦した様子を、3カ月かけて追った。昨年9月に同局の情報番組内で放映した。

 見せ場は大会で連敗した後の3戦目。「古里のためにもこれ以上負けられない」と思った若者たちの口から、思わず出たのは山鉾を曳く時の掛け声「せーのっ!せー!」。心を一つに勝利を目指す若者たちの奮闘を描き、審査員からは「綱引きという単調な競技の中に、男たちの人間ドラマや祭り、地域を絡めて見事に表現していた」などと高く評価された。

 これまで同コンクールで準グランプリの受賞はあるが、グランプリは初めて。川浪鋭司放送部長は「スタッフが多い都市部の局の受賞が多い中、6人のスタッフでも受賞できた意義は大きい」と強調。浜田さんは「これからも地域に光を当てるおもしろい番組作りに挑戦していきたい」と語った。

 コンクールは、昨年4月~今年3月に放映された番組が対象。レギュラー番組部門には27点が出品された。もう一つの特別・特集番組部門(出品28点)でも大分市の大分ケーブルテレコムがグランプリを受賞、県内2局が最高賞を独占した。KCVは2部門の受賞作計12作品を7月以降、放映する予定。

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