サル適正数検討、部会設置 高崎山管理委、年度内にも結論

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 昨年、サルの出現が不安定になった高崎山自然動物園(大分市)のサルの管理方針を有識者らが審議する市高崎山管理委員会が7日、同市役所であった。適正数や餌の量見直しについて、有識者5人で作る「環境適正化調査研究部会」の設置を決定し、本年度内に新たな適正数を市に報告する見通しとなった。

 管理委では、市側が現在のサルの数や、昨年度は夏から秋を中心にB群が17日間、C群が120日間出現しなかったことなどを報告。委員からは「サルが出現しなくなったのも自然本来の姿。受け入れるべきだ」「観光資源であることも考慮する必要がある」といった意見が出た。

 管理委の岩本俊孝宮崎大名誉教授は「サルが毎日出てこなければ、観光施設として成り立たなくなる可能性もある。人との関わりや自然状態を考慮し、市長の意見なども聞きながら適正数を決めたい」と話した。

 高崎山を巡っては、サルが最大2千匹まで増えた結果、山周辺で農作物の食害が発生したり山中の自然環境が荒れたりしたため、1200匹まで減らす方針を2001年度に決定。与える餌の量を減らすなどした結果、昨年末の調査では1173匹と目標を達成した。一方、少ない餌への不満や群れの勢力関係によりサルが寄せ場に現れない日が増えたため、市は管理委での適正数の再検討を決めた。

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