【備えは】一斉休校 判断は午前6時まで 北九州市教委、豪雨時の対応見直し

西日本新聞 北九州版

北九州市役所前で冠水した道路を水しぶきを上げて走る車=2018年7月6日午前7時40分ごろ 拡大

北九州市役所前で冠水した道路を水しぶきを上げて走る車=2018年7月6日午前7時40分ごろ

 豪雨に襲われた際の小中学校の休校判断について、北九州市教育委員会は「大雨が広範囲に及ぶ可能性があれば、当日午前6時までに全市一斉の休校判断をする」などとする対応策をまとめた。昨年の西日本豪雨で市教委は、学校各自で休校判断するよう通知した後、一斉休校に方針を変更。結果として、市内で土砂崩れや道路冠水が発生した7月6日朝に、一部の学校で児童、生徒が登校しており、安全確保の面から対応の見直しを検討していた。

 昨年7月の豪雨で、市教委は6日午前6時、休校や登校時刻の変更は各学校が判断するよう通知。地域によって降雨状況が異なることや、以前の豪雨時も学校単位で判断してきたことを踏まえた。

 同7時20分以降、市が全7区に出していた避難勧告を、最も強い避難情報の「避難指示」に順次切り替えるなど、「各校判断」の通知後に状況は悪化した。市教委は同8時、一斉休校の通知をしたが、休校措置を取らなかった学校ではすでに児童、生徒が登校。教職員が保護者への連絡に追われるなど混乱した。子どもが災害に巻き込まれていた危険性が指摘され、校長からは「決定が遅い」との意見もあった。

 今後の対応策では、市教委は市危機管理室や気象台の情報を基に、大雨が市全域に及ぶ恐れがあれば、午前6時までに一斉休校の判断をする。

 一斉休校しない場合は、中学校区単位で休校の可否を決めることとし、校区内の小中学校の校長が協議の上、午前6時~7時の間に判断する。児童、生徒が自宅を出る前の時間帯に、確実に休校情報を届けられるよう、判断の時間を明確に区切った。

 市教委は「深夜や明け方であっても、危険な状況と分かれば早めに判断する」と説明。休校の判断にあたり、「他校の状況を参考にしたい」との要望もあったため、専用のネットワーク上で、各学校の休校情報をリアルタイムで把握できるシステムを導入した。

 対応の見直しは、5月28日に校長対象の研修会を開き説明した。

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