「チョコレート先生」文科大臣表彰 嘉麻市で図書ボランティア

西日本新聞 筑豊版

 嘉麻市で長年図書ボランティアに取り組んでいる井上千代子さん(88)=同市上山田=が、「子どもの読書活動優秀実践団体(個人)」の文部科学大臣表彰を受賞した。井上さんは「うれしいことです。元気な限り活動を続けていきたい」と喜んだ。

 井上さんは、小学校教諭を退職後、1980年から活動を開始。市内各地の集会所を訪れ、子どもたちに本の読み聞かせをしてきた。92年にはボランティアサークル「ピノキオ」を結成。筑豊内外に出向くなど活動の幅を広げた。

 現在は、第3土曜日に山田図書館で「おはなし会」を開いている。園児や小学生約20人が集まり、読み聞かせだけでなく手遊びも披露。子どもたちの反応を見ながら指人形を操り、即興で物語を語ることもあるという。

 「人が集まれば会話が生まれる。スマホで遊ぶ子が増えている今の時代だからこそ、そんな空間が必要」と井上さん。子どもたちからは、名前にちなんで「チョコレート先生」と呼ばれる。「話すことも好きだし、子どもたちといるのが楽しい。自分のためにも良いんですよ」とほほ笑んだ。

福岡県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ