高良川を水位周知河川に 浸水想定区域図を公表

西日本新聞 筑後版

 県は、久留米市を流れる筑後川支流の高良川を、洪水時に相当な被害が生じる恐れがある「水位周知河川」に指定した。水防法に基づく新たな指定は2015年4月の紫川支流・東谷川(北九州市)以来で4年ぶり。県管理の水位周知河川は41河川となった。

 高良川は市東部の耳納連山から市街地を通り、合川地区の筑後川左岸に注ぐ全長12・4キロの1級河川。県河川管理課によると、12年7月の豪雨で護岸崩落の被害があり、流域の宅地化が進展していることなどから判断したという。指定は5月28日付。

 県は水防法が水位周知河川に義務づける、想定最大規模の降雨(1日当たり総雨量1085ミリ)を基にした高良川の「洪水浸水想定区域図」を作成。シミュレーションによる浸水エリアを水深に応じて6段階に色分けし、水害の恐れのある地域を明示した。

 県は15年の水防法改正を受け、想定雨量を「千年に1度を超える降雨」に変更し、他の水位周知河川の区域図の見直しも行った。今回は大牟田市を流れる堂面川や諏訪川など9河川について区域図を更新した。同課は「各自治体のハザードマップ見直しなどに役立ててほしい」としている。区域図は県ホームページのほか、各県土整備事務所などで閲覧できる。

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 久留米市防災対策課によると現在、河川氾濫を想定した浸水ハザードマップ(避難判断マップ)があるのは筑後川のみ。同市を流れる水位周知河川は高良川のほか、宝満川や隈上川など7河川あり、現在、各河川のハザードマップ作成を進め、近く公表予定という。

 大牟田市は堂面川、諏訪川の区域図見直しを受け、来年度、ハザードマップを更新する方針だ。 

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