世界経済の協調焦点 日本が初議長 G20財相会議開幕

西日本新聞

 日米欧と新興国の20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議の主要行事が8日、福岡市中央区の「ヒルトン福岡シーホーク」で開幕した。米中貿易摩擦の激化で世界経済が不透明感を増す中、多国間の協調を促せるかが焦点となる。初めて議長国を務める日本が協議を主導できるかが注目される。

 各国の要人が一堂に集う九州では前例のない国際会議。ホテル周辺は交通規制が敷かれ、大勢の警察官が警備するなど物々しい雰囲気に包まれた。

 本会議は8日午後に始まり、9日まで2日間の日程。日本からは麻生太郎財務相、日銀の黒田東彦総裁が出席。28、29日に大阪市で開く首脳会議(G20サミット)に向け、共同声明を取りまとめる予定だ。

 共同声明は、貿易など「経常収支」の不均衡の是正には、2国間での関税交渉ではなく、多国間の枠組みが重要だとの内容を盛り込む方向で調整する。

 8日午前は、税制をテーマにしたシンポジウムに各国の閣僚が出席した。麻生氏は「税逃れに対抗する多国間の努力の強化に貢献することを期待する」とあいさつ。米グーグルやアップルなど「GAFA」と呼ばれる巨大IT企業の税逃れに対応する方針で一致、新税制「デジタル課税」の結論を2020年に出す目標を確認した。

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