荒尾干潟センター8月開館 環境省の啓発施設、九州初

西日本新聞 熊本版

8月オープンする荒尾干潟水鳥・湿地センター。環境学習の場としても期待される 拡大

8月オープンする荒尾干潟水鳥・湿地センター。環境学習の場としても期待される

 環境省九州地方環境事務所は6日、有明海を望む荒尾市蔵満に整備している自然環境啓発施設「荒尾干潟水鳥・湿地センター」を8月10日に開館すると発表した。全国のラムサール条約湿地で同センターができるのは11カ所目で、九州7県では初めてとなる。

 センターは博物展示だけでなく、干潟保全や環境学習の活動拠点ともなる。木造2階建て(延べ581平方メートル)で、1階には、干潟で生きる魚介類を観察できる水槽や、渡来する野鳥の映像装置が並ぶ「展示コーナー」を開設。干潟で採った魚介類を調理できる「体験キッチン」を全国の同センターで初めて設け、干潟での体験活動向けのシャワー室も備える。2階には研修などに使う学習室が入る。総事業費は約4億円。管理運営は荒尾市が担う。

 市によると、館長には元鹿島市干潟展望館(佐賀県)チーフで、現荒尾市環境保全課主幹の中村安弘さん(40)が就任。館長を含む職員4人のほか、団体客受け入れやガイドを務めるボランティアも配置する。

 荒尾干潟は国内最大級の干潟で、南北9・1キロ、東西の最大幅3・2キロ、面積は1656ヘクタール。四季を通じてシギやチドリなどの野鳥が飛来し、マジャク(アナジャコ)などの甲殻類や貝類がすむ。国際的に重要な湿地として2012年、ラムサール条約に登録された。

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