バイオ創業支援へ新施設 久留米リサーチ・パーク

西日本新聞 筑後版

 県と久留米市が出資する第三セクター「久留米リサーチ・パーク」(同市久留米百年公園)は、2021年4月をめどにバイオ関連企業を対象にした創業支援施設を新設する。同市にバイオ産業を集積させ、雇用創出や地域経済の活性化を目指す「福岡バイオバレープロジェクト」を加速させる狙い。市と県は、定例議会に提案する本年度一般会計補正予算案に設計費の負担金を計上している。

 本年度は設計を行い、事業費は約6850万円。半額を三セク、県と市が各4分の1の約1700万円を負担する。着工は来年度の予定で5階建て。研究室(50平方メートル)8室、賃貸工場(100平方メートル)4室、最新機器を備えた共同の研究施設「オープンラボ」(200平方メートル)も備える。総事業費は未定。

 三セクは、久留米百年公園内の「久留米リサーチセンタービル」と、隣接する「福岡バイオインキュベーションセンター」、同市合川町の工業団地内にある「福岡バイオファクトリー」の3施設を運営。医薬品や検査試薬の開発企業などが事業所を構える。高額な解析機器や実験設備を低料金で提供し、技術相談や補助金の申請支援などが評価され、現在は満室に近い状態という。

 一方、三セクによると、3施設は開所から30~12年が経過し、ここ数年で急速に利用が広がる遺伝子改変技術「ゲノム編集」などに必要な機器や設備が不足しているという。有望なバイオベンチャーの誘致は自治体間で競争となっており、次世代技術への対応は不可欠と判断した。

 高田光邦常務は「新施設は研究から試作・製造まで可能。企業に根付いてもらうよう支援したい」と話した。

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