事故死の男児育てたヒマワリ 種まいて、命の大切さ訴え 能古島

西日本新聞 ふくおか都市圏版

 福岡ピースライオンズクラブ(久保田美代子会長)は10日、交通事故で亡くなった京都府の男児が幼稚園で育てたヒマワリの種を植え、命の大切さを訴えていくプロジェクトを始めた。舞台は福岡市西区能古島の観光施設「のこのしまアイランドパーク」。ヒマワリの数を年々増やし、内戦で埋められた地雷による事故が今も続くカンボジアの学校にも届ける計画で、世界中に命のメッセージを広げていく。

 2011年、事故で亡くなった東陽大(はると)ちゃん=当時(4)=の遺族が「生きた証しに」と種を府警に託したのをきっかけに全国に広まった。今回、久保田会長が大津市で保育園児の列に車が突っ込み、幼い命が犠牲となった事故を受け、思い立った。ヒマワリの種は京都府警から24粒の提供を受けた。

 この日はクラブのメンバーのほか、西区の今宿ひまわり保育園の園児2人も家族と参加。書道家の山口蝸牛さんが杉板に「ハルちゃんのひまわり」と揮毫(きごう)した後、参加者が畑に種をまいていった。8月中旬に見頃を迎え、数万粒の種が収穫できる見通し。

 種は地元公民館に依頼し島内で配るほか、福岡市の非政府組織(NGO)「カンボジア地雷撤去キャンペーン」がカンボジアで建設した学校で子どもたちに育ててもらう計画。

 同クラブの伊藤博文幹事は「命の重みを世界に伝え、平和につなげていきたい」、久保田会長は「子どもが事故の被害者とならないよう、ヒマワリの花で訴えかけていく」と話した。

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