職員が自殺パワハラか 熊本・上益城消防組合

西日本新聞 社会面

 熊本県上益城消防組合消防本部(同県御船町)に勤務していた男性係長(46)=同県山都町=が5月、「上司からパワーハラスメント(パワハラ)を受けた」と書き置きを残して自殺し、遺族が10日、同組合議会に第三者による調査機関設置などを求める請願書を提出した。

 遺族らによると、男性は組合に27年間勤務。4月に消防署から本部に異動した。5月6日夕、家族に「明朝から会議があるので、今から本部に行って泊まる」と言って外出し、行方が分からなくなった。7日午後、山都町内の公園で発見され、死亡が確認された。家族や組合に宛てた書面も見つかり、「パワハラを受けた」として複数の上司の名前が書かれていたという。

 請願書を提出後、男性の妻(46)は「消防の仕事に誇りを持っていた夫が、なぜ自殺したのか。なぜパワハラを受けたのか。真相究明と再発防止に努めてほしい」と涙ながらに訴えた。

 組合は遺族の要請を受け、5月9日から全職員を対象にアンケートなどを行っている。長田聖一消防長は「請願書が議会で承認されれば、第三者による調査を検討したい」と話した。

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