テレプラ投稿「私の生きがい」 掲載74回、日田市の小関さん

西日本新聞 夕刊

大切なファイルを繰りながら「テレプラが生きがい」と話す小関カズエさん=大分県日田市 拡大

大切なファイルを繰りながら「テレプラが生きがい」と話す小関カズエさん=大分県日田市

 読者が日頃感じている意見や喜怒哀楽のエピソードを電話で寄せる西日本新聞のコーナー「テレホンプラザ(テレプラ)」の常連、大分県日田市の小関カズエさん(82)の紙面掲載が70回を超えた。身の回りの出来事や子や孫とのエピソードなどを伝えて7年。紙面に掲載されるうちに心持ちも明るくなり、生きがいになっているという。

 友人に勧められ、小関さんは7年前に初めてテレプラに電話した。闘病中の弟が大好きな歌手のコンサートに行く際に協力してくれた介護士への感謝の気持ちを伝えた。数日後、新聞を開いて驚き、うれしくなった。「とりとめのない話をしたつもりが、簡潔な記事になっていました」

 それからは、離れて暮らす子や孫らとのエピソード、日常生活での珍しいことがあれば電話をするようになった。最近では今春、小学校に入学したひ孫の写真が届き、成長の早さを感じた話が紙面になった。

 今年6月までの掲載回数は計74回。紙面上は匿名でも知人には分かるようで、時折話題に上る。数年前からは友人夫婦が記事をパソコンで打ち直し、内容に合ったイラストを添えたプリントを作ってくれるようになった。1枚ずつ丁寧にとじ込んだファイルは、大切な宝物。風呂敷に包み、床の間に置いている。

 性格も変わったな、と感じている。若くして夫を亡くし、1人暮らしが久しくて人と話す機会は少なかった。人見知りな方で、人前で話すのも苦手だったが、テレプラ投稿で思いを伝えるうち、感情を素直に言葉にできるようになった。「周りから『明るいね』とか『若々しいね』と言われるようになった。度胸もつきましたよ」。笑顔でいることが多くなった。

 今やテレプラは、日々の楽しみになり、生きがいだ。「記事になるまでの間、わくわくすることも若返りの秘訣(ひけつ)」。元気でいる限り、続けようと思っている。

大分県の天気予報

PR

PR

注目のテーマ