自転車通学の全高校生ヘルメット義務化へ 大分県教委21年度目標

西日本新聞 大分・日田玖珠版

 大分県教育委員会は、県内の県立高校に通う自転車通学者597人に対し、ヘルメット着用のモニター調査を始めた。県教委によると、自転車通学生約1万2千人のほぼ全員がヘルメットをかぶらず登下校しているという。調査は2020年度までの2年間続け、21年度から全自転車通学者の着用義務化を目指す。

 県教委によると、中学はほぼ全校が校則で着用を義務付けている一方、高校ではどの学校も校則に定めておらず、生徒自身が着用するか決めているのが現状だという。

 18年度には、県立高生の自転車事故が計243件起きている。そのうち約3割の76件で運転していた生徒が頭部を負傷。18年1月には大分市内で、ヘルメットを着用していなかった高校3年の女子生徒が自転車通学中、乗用車にはねられ頭を強く打ち、意識不明となる事故も起きた。こうした状況を背景に、県教委は完全義務化を見据え6月から調査に乗り出した。

 対象者にはヘルメット購入補助として上限5千円を支給。8月には感想や問題点などのアンケートを行う。20年度も約600人を対象に調査を行う。県教委学校安全・安心支援課は「重大事故を未然に防ぐための取り組み。交通教室など啓発活動も進め、ヘルメットの有効性を広めたい」としている。

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