【備えは】アンダーパス進入に注意 大雨時に冠水、車立ち往生 北九州市「通行止め表示の確認を」

西日本新聞 北九州版

小倉南区の葛原アンダーパス。7日早朝の大雨で冠水し乗用車が立ち往生した=10日 拡大

小倉南区の葛原アンダーパス。7日早朝の大雨で冠水し乗用車が立ち往生した=10日

北九州市内のアンダーパス

 鉄道や都市高速の下をくぐり抜ける北九州市内のアンダーパスのうち、小倉南区の2カ所が、7日早朝の大雨で冠水した。通行止めとなり、車両が「立ち往生」する事態が今季初めて発生。現地の電光表示板には「通行止」と示されていたが、市と業者が進入防止ゲートを設置する前だったため、進入してしまったとみられる。本格的な梅雨期を前に、市は「表示を見落とさないよう注意し、迂回(うかい)して危険回避に努めてほしい」と呼び掛けている。

 アンダーパスは市内に24カ所ある。流れ込んだ雨水で路面からの水位が10センチになると、電光表示板に「冠水注意」の文字が点灯し、赤い回転灯が作動。20センチに達し、表示が「通行止」に変わると、各区役所の職員と業者が現地に向かい、ゲートを設置する。

 7日に通行止めとなったのは、葛原アンダーパスと下曽根アンダーパス。立ち往生はJR日豊線と交差する葛原で発生した。市道路維持課によると、午前5時51分に通行止めを開始。設置されているカメラの映像で確認したところでは、同58分に乗用車1台が進入した。職員たちがゲートを設置する前だった。

 同課は「迅速な対応に努めているが、時間差は生じてしまう。『冠水注意』の段階から進入を控えてほしい」と、慎重な対応を求める。立ち往生した乗用車は、数人の助力で押されて現場を脱出。通行止めは午前6時55分に解除された。下曽根では、同5時32分~7時10分まで続いた。

 アンダーパスはポンプを備え、冠水時には近くの河川や水路に雨水を排出する。それでも激しい雨に見舞われると排水が追いつかず、昨年7月の西日本豪雨では、6日朝から15カ所が通行止めになった。

 雨が強いと感じたら、アンダーパスは通らないことが重要。市は、進入して動けなくなった場合の対処として、アンダーパス内の表示板で名称を確認し、警察や消防に救助要請するよう求めている。

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