託児付き職業訓練を無料実施へ ポリテクセンター飯塚

西日本新聞 筑豊版

 飯塚市柏の森の公共職業訓練施設「ポリテクセンター飯塚」は7月から、未就学児を持つ受講生を対象に無料の「託児サービス付き職業訓練」を始める。近年は受講生の3人に1人は女性だが、訓練中に子どもを親に預けて通うケースもあったといい、子育て中の求職者の視点に立ち、後押しする。

 同センターは、独立行政法人「高齢・障害・求職者雇用支援機構」(千葉市)が運営。建設機械や構造物溶接、住環境コーディネーター、住宅リフォームなど8コースがあり、6カ月で技術や知識を習得する。2018年度は定員451人に対し、受講生373人。うち女性は133人(35%)で、15年度の89人(25%)から44人増えた。女性は30代が多く、住宅関連コースに志望が集中するという。

 無料託児サービス事業は、15年から全国のポリテクセンターで始まったが、飯塚では託児所探しが難航し先延ばしになっていた。来月以降に開講する各コースの受講生は、同センターから直線で3キロ離れた第三セクター「福岡ソフトウェアセンター」(飯塚市幸袋)が施設内に整備した県届け出の託児所を利用できる。費用はポリテクセンターが負担する。

 託児所は定員15人。現在は保育士3人態勢。弁当やおむつは持参する必要がある。職業訓練は平日の午前9時~午後4時で、託児は午後5時まで。

 2歳の長男がいる女性(42)は「近くの保育園に預けられず、仕事を辞めた。職業訓練での託児サービスはうれしい」。1歳9カ月の長女を持つ女性(31)は「土日に試験もある。平日だけでなく週末も預けられると助かる」と話した。

 ポリテクセンター飯塚の田上真センター長は「女性が活躍する場が増え、ハローワークでも訓練を受けたいけど子どもがいてできないとの声が多い。子育て中でも安心して受講してもらいたい」と話した。

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