位置情報を把握し全児童「見守り」 福岡市、秋から端末配布

西日本新聞 社会面

児童に配布される小型端末(左)から送られた位置情報を、固定基地局(右)や専用アプリを入れたスマートフォン(中央)がキャッチする 拡大

児童に配布される小型端末(左)から送られた位置情報を、固定基地局(右)や専用アプリを入れたスマートフォン(中央)がキャッチする

 福岡市は小学生の位置情報を把握できる端末機を全児童に無料で配る事業を始める。通学路の見守り強化を目的に10月ごろから配布し、約2年間かけて全員に配り終える見通し。対象児童は約8万5千人に上る。市によると、政令市の全域を対象とした導入は初めて。

 福岡市の公募で選ばれた九州電力と実施する官民協働事業。同市中央区のベンチャー企業「otta(オッタ)」が開発した約3センチ四方の電池式の小型端末を活用する。児童がランドセルなどに端末を付けて携帯し、コンビニや公共施設に置かれた固定基地局の近くを通ると、端末から送られた信号を基地局が感知。通過した場所と時刻の情報がインターネットを通じてサーバーに送信され、記録される仕組みだ。

 専用アプリをダウンロードしたスマートフォンを持つ住民が近くにいる場合も、情報が記録される。

 児童が行方不明になるなどの緊急時に警察に位置情報を提供する。また、あらかじめ設定した場所を児童が通った際にメールで通知したり、通過場所の履歴を見たりできる保護者向けの有料サービス(月額税抜き480円)も始める。

 市は、通学路での基地局設置など準備が整った校区から順次導入を行う予定だ。

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