竜巻の権威藤田氏顕彰へ 北九州・スペワ跡地の科学館に

西日本新聞 社会面

藤田哲也氏 拡大

藤田哲也氏

 2017年末に閉園したスペースワールド(北九州市八幡東区)跡地に児童文化科学館(同区)の移設を計画する北九州市は11日、新科学館内に、市出身で竜巻研究の世界的権威である藤田哲也氏(1920~98)を顕彰する展示スペースを設けると明らかにした。市によると、科学館のような公的施設で、藤田氏にスポットを当てた大規模な展示は全国で初めてという。

 開会中の6月定例市議会で報告した。

 藤田氏は、同市小倉南区出身で、明治専門学校(現九州工業大)を卒業。米国移住後、71年に竜巻の規模を表す「F(藤田)スケール」を考案した。75年には航空機を落とすほどの強い下降の風「ダウンバースト」を発見。「ミスター・トルネード」の異名を取る。

 新科学館では藤田氏の研究遺品の展示に加え、人工的に竜巻そっくりの空気の渦を作り出せる実験装置の導入を検討している。市によると、名古屋市科学館には高さ9メートルの空気の渦を作る「竜巻ラボ」があり、人気を博しているという。

 新科学館は、スペースシャトルの実物大模型があったエリアに建設。ドームの直径が九州最大級となる25メートル以上のプラネタリウム導入や、地元企業の技術力に触れることのできる展示ゾーンなどが計画されている。

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