【備えは】北九州市に初の雨水貯留管 梅雨の出水期に備え 25メートルプール37杯分

西日本新聞 北九州版

 梅雨の出水期に備える市街地の浸水被害対策として、雨水を一時的に地下にためる施設「桜町北湊雨水貯留管」が、北九州市若松区に完成した。貯留管の設置は市では初めて。1日、ポンプなどの地上設備がある同区安瀬の北湊浄化センター横で、記念式典が開かれた。

 雨水貯留管は直径3・4メートルで、長さは1520メートルに及ぶ。貯留能力は、25メートルプール約37杯分に相当する1万3500立方メートル。北湊町と桜町間を通る国道495号の地下20メートルにあり、本町地区や白山地区の下水道の排水能力を超えた場合、雨水を一時的に集める。総事業費は45億円で、国の補助を受けて2013年度から整備を進めてきた。

 市下水道整備課によると、本町地区と白山地区は09年と13年の豪雨で、民家が浸水するなどの被害が出た。昨年7月の西日本豪雨の際には、雨水貯留管の貯水部分が既に完成していたため緊急運用したところ、地区の浸水戸数が過去の豪雨より減少する効果があった。

 雨水貯留管は、小倉北区でも22年3月の完成を目指し工事が進んでいる。

 式典には、地元自治会役員や国土交通省の幹部ら約30人が参加。今永博副市長が「街が安全になることが地域の発展につながる」とあいさつした。

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